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本家投下の前の準備投稿です
他にいくつかネタを仕込んでから本家に参りたいと思います
っつかもう始まるっつううううの!! どちらかと言えば手遅れ
はあはあ ほんまにエンジンかかるの遅くって…!!orz
いろんな方にうちの連中構っていただいていて大変うれしいです
ネタが拾いきれているか大変に不安ですががんばるぞ

とりあえずメモメモ
・蒼霧さんちのロキさんと古登
・まもるさんちのジズ様とアリオト
・みえさん。宅のイザヤくんとカラカヌ

まだあった気がする
確認でき次第また反応したいと思いますです
うおーカーニバル始まるよ!!
ラストスパートみんなで楽しみましょー(*´∀`*)
みんな本家に遊びに行こうぜ!!

追記からとりあえず自宅中心小話
リタさん、タタラさん、アオサくん、カイエくん、
お名前だけ親方、ジルさん、シーリィン王女、ヒルト王、ジズさんお借りしています。

(追記6/20)
完全に出遅れたのでこれ本家に持ち込むか迷うところ・・・
でも夫婦の絡みとか準備編もうにょうにょ
もう少し考えよう・・・

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寝息を立てる妻は、夢の中でも作業を進めているのか、
時折眉間に僅かなしわを刻んでいる。
だがとても満たされたような、…そんな緩んだ表情でもあった。
ここ最近まともに役立っていないような寝台にそっと寝かせてやる。
猫のようにくるんと丸まる彼女の姿は、あの頃と少しも変わらない。
さらりとした、細い金糸の髪を、ゆっくりと指で梳く。
…彼女に背を向けて、寝台に腰掛けた。
ぎしりと軽い音と振動があったが、彼女が目覚める様子はなかった。

少しだけ、形の無いそれにどうしようもない気分になった。
自分にはまだ、そんな満ち足りた顔をさせてやれないことに少し、歯痒さを感じる。
だがそんなちっぽけなことは、今はどうだって良かった。
太くて優しい親方の声が、まだ耳に残っている。
軽く息を吐いて、口角をあげた。

「…今年もいい、祭にしような…」

ヴェイタは低く掠れた声で呟きながら、彼女の頭を優しく撫でた。


「祭じゃない、カーニバルだ」
「っどあああ!!!」

背後からいきなり冷たい指摘で切られたヴェイタは心底情けない声をあげた。
慌てて自身の口を押さえて振り返るが、幸い妻はぴくりとも体勢を変えなかった。
大変に健やかである。
思わずほ、と安堵の息を吐いてから、ヴェイタは部屋の入口に堂々と佇む悪友にぐるりと向き直った。

「て、め…ッタタラ!!」
「ただでさえ堪え難いのに更にバカにでかい声を出すな、奥方が起きるだろう」
「てめぇにだきゃあ言われる筋合いはねェーーってだぁあ何て格好してんだてめーーは!!!」
「似合うだろう。新作の試着だ」

先日見せられた女物の衣装より、いろいろとグレードアップしていた。
本人はいつもと何ら変わらない涼しい顔でほれ見ろと言わんばかりである。

「似合いや何でも着んのかてめぇーーは!!試着じゃねぇ!!
ちったぁてめぇ自身に疑問を全力で投げつけろ!!」
「疑いの余地はなかった。似合うだろう」

淡い桃色のフリルがあしらわれた民族衣装に身を包んだタタラは、
その場でくるーりと鮮やかに一回転してみせた。
青筋立てたヴェイタが腰の獲物に手を伸ばそうとした瞬間、
仁王立ちしたタタラの後ろからひょこりとアオサが顔を出した。

「イタさんうるさーい。精神的に削られる。ココさん起きちゃうじゃん。多分起きないけど」
「…アオサ、お前もタタラに何か言ってやれよ。せめて家の中で着て歩き回るのはやめろ」
「風漢…それはアオサの何やらを否定することにはならないか…」
「イタさん酷い…ってか外で歩くのはいいんだ…」
「ツッコミ足りねぇぇーー!!!アリオトはまだ来てねぇのかーー!!!」

「あっ、はい!!お呼びですか、ヴェイタ殿!!」

はた、と我に帰ったヴェイタは、階下から足早に上がってきたアリオトの姿に目を丸くした。
彼に加勢を依頼した時期からすると、到着がいやに早かった。
勝手に上がり込んだ無礼を丁寧に詫びた後、アリオトはたった今着きました、と軽く笑った。


「…そうか、シウ家が絡んでたんだったな。そりゃ早ぇ訳だ」
「ええ。ジル殿には改めて御礼の文書を差し上げるつもりです。おかげで大陸一つ、一昼夜跨がずに済んだ」
「はは、そんな慌てることもねぇけどな。だが助かる。恩に着る」

すっかり平常心を取り戻したヴェイタは、居間で客人に腰を落ち着けるよう勧めた。
彼が呼び寄せたのはアリオトだけだったが、来訪者はそれだけではなかった。

「…片目」
「よぉ、嬢ちゃんも来てくれたのか。ありがとうな」

居間のソファにおとなしく座っていた古登は、ヴェイタが降りてくると駆け寄ってきた。
緑がかった黒髪を、ぐしゃぐしゃとやや乱暴に混ぜてやる。
古登は少しよろけたが、軽くはにかんで見せた。
ふと古登の背後を見ると、ソファに座ったままいつもより血の気の引いた(元より無いが)表情でこちらを凝視しているカイエと目が合った。
とりあえず目を逸らしておいた。

「ヴェイタ殿、とりあえずその…状況と言いますか、仕事についてお聞きして良いでしょうか」
「あ?ああ、すまねぇな。とりあえずアリオトは、祭本番では俺と一緒に警備を担当してもらいてぇ」
「警備…治安維持ですね、承知しました」
「まあそうなんだが…頭数揃えてからまた説明するが、割と本気で目ェ光らせてくれるか」

「…と、言うと」

カーニバルについてあまり予備知識がないだろうアリオトは、きりと眉をひそめた。
こういった「警備」には彼は適任だとヴェイタは踏んでいたが、バカがつくほどの真面目さがどう生きるか。
あまり気合いを入れさせるのもアレか、とヴェイタは後頭部を軽く掻いた。

「…アリオトは、トルナーレのカーニバルは初めてだな?嬢ちゃんも、カイエも」
「はい」
「うん、そう」
「んー。なんか仮面被ってりゃ何してもいーってアオサが言ってたけど」
「はっ!?」
「…は…、間違っちゃいねぇけどな…犯罪以外なら、な」
「ど…どういう…」
「そのへんは俺よりリタやこの町の人間から聴いた方が良いだろう。
まあ、お前基準でいい、馬鹿がいりゃふんづかまえとけ」
「は…はあ…」

まだ困惑した面持ちのアリオトだったが、ヴェイタが本番3日間での警備隊の編成、町内図、本部や詰め所の説明を始めると、いつもの締まった顔に戻った。
その後ろで、古登とカイエがのんびりと話している。
タタラが人数分の茶をいれているのを、アオサはおとなしく見ていた。

「何でもしていいって、何でもいいの?」
「い、いや…まあ体裁はそうみたいだけど、例えば人妻ナンパしたりとか、
常日頃気に食わなかった奴に喧嘩し掛けていいとか。そういうレベルだったかなあ」
「仮面があれば、ってこと?」
「うん。そしたら基本的に素性が相手にバレないし。いつもならうまく話し掛けらんない人とかにだ…って…」
「カイエ?」
「な、なんでもない」

アリオトは、少し表情を変えた。
背後の二人の会話がさりと耳に入り、思わずこの場に居ない人のことが脳裏を掠める。
ヴェイタは少し遅れて、そんなアリオトの微かな動揺をみとめた。

「ヒルトの旦那にゃ許可もらってっから、そのへんはジズと交代して…、…アリオト?」
「!!あ、い、いえ…すみません、失礼しました」
「…なあ、アリオト。」
「は、い」
「…カーニバルには、姫さんは来んのか?」
「………あ……」

見透かされたようなことをぼそりと呟かれ、アリオトは蚊の鳴くような声で動揺を口にした。
ヴェイタからの要請を受け、トルナーレに発った日、…シーリィン王女は忙しい時間を縫って見送りに来てくれた。
そして、『父が行きたいと駄々をこねていることですし、私も是非行かせていただきたいです』といたずらっぽく微笑っていたことを--思い出していた。

「…恐らくは…陛下と共に…」
「そうか。まあ…カーニバルにゃちとハメを外し過ぎた輩も少なからず出る。…危ねェ目には合わないだろうが」
「……」
「1番優先しろ。…姫さんを、守ってやれ」
「……はい…」

ヴェイタはアリオトの目を見ていた。
…少し迷ったようなくすんだ色を、覗かせていた。
ヴェイタは息を吐いて少し頬を緩めると、説明に戻った。

「…でもさあヴェイタんおっちゃん、そうなるとリタさんのことだっておっちゃんが守んなきゃじゃないの?」
「まあ、いつもならそうなんだが…そのうち目ぇ覚めて起きてくっから、そしたら判る。
多分今回に限っては必要ねぇ」
「………??」

来客3人が首を捻るのを見て、ヴェイタは小さく苦笑いした。
露程も油断はしてやらねぇがな、と口の中で呟いたのは、誰にも聞こえなかった。


「さて、茶が入ったぞ」
「タラちゃん……見るからに、濃い」


カーニバルは、もうすぐだ。

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